今年も芍薬が美しい花を咲かせてくれています。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉あるように、昔から美しい花として知られていますよね。
これら3つの植物は美しいだけでなく、
すべて生薬として漢方薬の材料としても用いられています。
そしてこの慣用句は生薬の効能を例えたもの とも言われています。
「立てば」イライラ、筋肉の痛み
「座れば」座ってばかりいる人、瘀血
「歩く姿がゆらゆら」不安定
こむら返りなどに効く芍薬甘草湯、女性の様々な悩み使われる桂枝茯苓丸には芍薬が用いられておりますし、瘀血を改善すると言われる八味地黄丸には牡丹皮が用いられています。
当院は古くから医家を継承しておりますので、
その名残りとは思いますが芍薬やどくだみ、琵琶などが植えられております。
古くはそれらを煎じて調合し、患者さんに処方していたのかもしれませんね。
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